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13本塁打と33盗塁 ― オイシックス新潟を数字で見る前半戦

公開日:2026-06-23(更新:2026-07-04)

13本塁打と33盗塁。ファーム全体でも上位に入るこの2つの数字を、 1軍を持たない参入3年目の球団が出しています。 オイシックス新潟アルビレックスBCの前半戦(7月4日時点で27勝38敗16分)を、 当サイトに蓄積されたデータから「長打」「機動力」「先発」の3つの軸で整理します。

数字で見る前半戦の主役たち

以下はいずれも7月4日時点の当サイト集計値です。

  • ウォーカー:213打席で13本塁打・34打点・長打率.528。OPS.833
  • 高 義博33盗塁はチーム断トツ。打率.256・出塁率.345
  • 髙田 琢登:61回2/3を投げ防御率1.75・WHIP1.04で4勝
  • 園部 佳太:打率.286・出塁率.368・27打点。3番・三塁でスタメン38試合
  • 漆原 幻汰:159打席で出塁率.392・16盗塁。出塁と機動力を両立

ウォーカーの長打力はISO.279

ウォーカーのISO(長打率−打率。純粋な長打力を示す指標)は.279。 これは同時点でファーム本塁打王を争う日本ハムのエドポロ ケイン(ISO.284)とほぼ同水準で、 リーグでも屈指の長打力です。 起用はほぼ「4番・指名打者」に固定されており(4番35試合・指名打者50試合)、 チームがウォーカーの一発を打線の設計図の中心に置いていることがスタメンデータから読み取れます。 月別では4月OPS.997、5月に5本塁打と量産し、6月もOPS.752と大崩れはしていません。

機動力は「出塁してから」が強い

高義博の33盗塁に漆原の16盗塁を加えると、二人だけで49盗塁。 特筆すべきは漆原の出塁率.392で、四球22個を選びながら打率.280を確保しています。 単に足が速いだけでなく「塁に出る技術」を伴っている点で、 相手バッテリーには常時プレッシャーがかかる打線です。 1軍がないぶん選手の入れ替えが少なく、シーズンを通して同じ選手が走り続けられるのも ファーム単独球団ならではの事情といえます。

先発の看板は左腕・髙田琢登

投手陣では髙田琢登が61回2/3・防御率1.75と、 60イニング以上に絞ればファーム全体でもトップクラスの数字を残しています。 月別推移を見ると3月2.25→4月0.90→5月2.10と、 どの月も防御率2点台前半以内に収めており、好不調の波が小さいのが最大の強みです。 リリーフでは35登板の伊禮 海斗(防御率2.73)、 12セーブの上村 知輝が ブルペンを支えています。

まとめ ― 見るべきは「個の数字」

チームの勝率は.415と苦しい位置ですが、 オイシックスの選手にとって本当の勝負は順位よりも「NPB球団の目に留まる数字」を残せるかどうかです。 ウォーカーが本塁打王争いに残れるか、高義博が40盗塁の大台に届くか、 髙田琢登が規定投球回を保ったまま防御率1点台を守れるか。 後半戦はこの3つのラインを基準に追いかけると、このチームの試合は俄然面白くなります。

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